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ハーフサイズの銀塩カメラ
35mmフィルムの銀塩カメラ。しかもハーフサイズ。ハーフサイズとは通常の一コマを半分づつ撮影することで撮影出来る枚数を2倍にしたもの。36枚取りのフィルムなら72枚も撮影できる。それでいて一眼レフ。ミラーとプリズムを搭載している。フィルムを半分づつ撮影するということは、縦に写るわけだ。ゆえにミラーもファインダーも縦長。カメラをそのまま横に構えて撮ると縦長の写真が撮れる。カメラを縦に構えると横長の写真になる。これはこれでなかなか新鮮で面白い。
FTが発売されるより先にペンFという機種もあった。見た目は同じだがこちらは露出計がついておらず、巻き上げレバーを2度巻かないとシャッターチャージとフィルム送りが出来ない設計だった。
ハーフサイズについて詳しくは当ブログハーフサイズカメラとはを参照。
交換レンズを楽しもう
レンズはズイコーレンズだ。これがまた写りが良く大変気に入っている。気に入ろうがどうだろうが、このペンFTで使えるレンズはズイコーのものだけなのだが。オリンパスは近年ではデジカメに力を入れているようで、小型で女性ウケが良い機種を開発し続けているように感じる。このペンFTもデザインとしてはカワイイと思う。
近年では値上がりしつづける一方のフィルム。今こそハーフサイズカメラの出番ではなかろうか。2倍撮れるということはフィルムを半額で買えるに等しい(?)と言えるだろう。フィルムで撮れる画は独特だ。デジタルと比べて良い悪いではなく、それぞれ別の個性を持っている。フィルムの場合、広いラチチュードによって得られる情報量の多いグラデーションが魅力に思える。逆光など利用してうまく味のある画を切り取れる。
革ケース。シワシワだがケースとしてはしっかり機能している。
いつもどおりお気に入りのフィルムはポートラ160。160でなければならない。たとえば400だと何か違う写りなのだ。