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AirPods Proの使用感について
iPhoneとすぐ繋がる!
AirPods Proならイヤホンを耳に装着するだけですぐ使える。
最低限必要なワンアクションのみで繋がる。とても楽。なんども繰り返す作業だからこそこのメリットは大きい。
普段からBluetoothで音楽を聞いていたのでワイヤレスのメリットは十分に理解していたが、接続までの手順が少々わずらわしかった。
スイッチを長押しする必要もないし、たまに繋がらなくなることもない。それらのわずらわしさから解放されるだけでかなり快適になった。
シンプルだけれど「すぐ繋がる」が一番ありがたい。
ノイズキャンセリングが素晴らしい
買って最初につけたとき感動した。
店員さんに設定方法を教えてもらいながら初めて耳に装着したとき。店内の騒音がふっ、と小さくなった。家電量販店内が驚くほど静かに。
さらに静寂だけではなく外部の音を取り込むモードもある。ノイズキャンセリングを無効にするだけではなく、積極的に外部の音を耳で鳴らすのだ。
この機能によりイヤホンを着けていないオープンな状態とほぼ同じ行動ができる。人との会話も問題なくできてしまう。相手に失礼かもしれないが。
音質も良いし音漏れしにくい
ノイズキャンセリング+カナル型が音質向上にとても役立っている。外部の音が小さくなるので、相対的に音楽の音量も抑えられる。
音楽の音量が小さくて済むので音漏れもしにくくなるし耳の健康にもいい。さらにイヤーチップにより遮音性を高めてある。
厳密にはカナル型とは違うらしいのだが、耳にフィットするイヤーチップが3サイズついてくる。正しく装着できているか確認する機能もあるので安心。
音質そのものは同価格帯のオーディオ製品と比較すると分が悪いかもしれないが、十分高品質に感じる。ロックの低音もよく聞こえる。
通話の音質も快適
ハンズフリーが快適なのはもちろん、ノイズキャンセリング機能により通話も快適になる。
相手の声が聞き取りやすくなる上、こちらの外部ノイズも相手に届きにくくなる。ノイズキャンセリングは双方にメリットがある。
Siriが使いやすい
Hey,Siriが使いやすい。iPhoneに向かう必要もなく思い立ったらすぐSiriを起動できる。
できることには限りがあるがメッセージを送ったり、近くのお店を探したりできる。
とくに通話のとき、電話番号を発話するだけで発信できるのは便利だ。かける番号とiPhoneの画面の両方を見ながらタッチ操作しなくて済む。
いつでも声だけでSiriが使えるというのは思った以上にメリットがありそうだ。今後もサービスは進化していくだろう。使う人も増えSiriなど音声アシスタントを日常的に使うのが当たり前になるかもしれない。
その他の良いところ
- ワイヤレス充電に対応している
- 片方だけでも使える
- 画面を見なくてもメッセージを読み上げてくれる(要設定)
意外と知られていない機能
集音器になる
iPhoneと組み合わせればAirPods Proが集音器になる!
聞き取りづらい遠くの音を聞くことができるようになる。iPhoneで拾った音声をAirPods Proに届ける。
テレビの近くにiPhoneを置いておき、音声を手元のAirPods Proで聞くこともできる。iPhoneを隣の部屋に置いておいてペットの様子を音で知ることもできる。
最初に一度だけiPhoneでの設定が必要になる。
- iPhoneの設定を開く
- コントロールセンターを開く
- コントロールをカスタマイズをタッチ
- 聴覚(耳のアイコン)の横にある+マークをタッチして追加する
コントロールセンターに「聴覚」が追加されたので、そこから聴覚を起動。
- コントロールセンターを開く(画面右上からスワイプ)
- 聴覚(耳のアイコン)をタッチしてライブリスニングをオンにする
- iPhoneを聞きたい音声の近くに置く
AirPods Proの位置を探し音を鳴らすこともできる
地図上に最後に接続した位置が表示される。さらに音を鳴らすこともできるので部屋の中で探すときなどは便利かもしれない。
- iPhoneの「探す」アプリをタッチ
- デバイスを探すをタッチ
- AirPods Proをタッチ
- サウンドを再生をタッチ
デメリットについて
価格がネックか
競合機種と比べて価格が高めだが、単純な比較ができない。
iPhone(Apple製品)との親和性が高く、それらが連携することにより素晴らしい使い心地を実現している。MacやiOSやSiriも含め関連するプロダクトがそれぞれアップデートしてより便利になる。
そういったApple製品との連携で得られる利便性を考慮すると価格に見合った製品と言えるかもしれない。
逆にApple製品以外だとH1チップのメリットが価格ほど活かされないのではないか、とも思う。単純なイヤホンとしてみれば他にも選択肢はあるだろう。